いま RxJava 1.0 を使っている方を対象に、RxJava 2.0 の変更の背景や RxJava 2.0 での変更点、どのようなことに注意するべきかを説明します。
RxJava 2.0 は 2016 年の 10/29 に公開された、RxJava の新しいメジャーバージョンです。1.0 に比較すると以下のような変更が入っています。
- Java 9 で標準となる予定の Reactive Streams 対応
- 分かりにくかったメソッド名やクラス名の変更
- いくつかの API の挙動の破壊的な変更
RxJava 2.0 では、RxJava 1.0 で実現できたことは、ほとんどそのまま実現できます。一方で、RxJava 2.0 なりの書き方をすることで、より Rx や Reactive Streams の恩恵に与れるようになっています。本セッションでは、RxJava 1.0 でいま Android アプリを書いている方向けに、2.0 での変更点やどのように 2.0 の機能を利用するのが良いかという話を述べます。特に 2.0 での変更の背景となった Reactive Streams がどういうものかというところから解説することで 2.0 の目指す姿を明らかにしたいと考えています。
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2017年3月のDroidKaigiの講演です。映像はRealmによって撮影・録音され、主催者の許可を得て公開しています。