週刊Swift #1: Set、Tuple、Arrayを理解する

Swiftは新しい言語であり、エコシステムも言語自体もいち早く成長しており、引き続き成長の途中です。そのため多様な変化についていくのが大変でもあります。 週刊Swiftは毎週さまざまな国内/海外のSwiftニュースを集めて共有しようという試みです。私がまだまだ実力不足な点もありますが、このニュースレターが続くよう努力していきます。


Swiftオープンソースのコミット権限を手に入れるには

2月末にSwiftブログに掲載された記事Expanding Commit Accessです。Swiftリポジトリへのコミット権限をアップルのエンジニアだけでなく、より多くの人達に拡げます、という内容です。 5つ程度の重要なPull Requestを送ると、コアチームで検討してコミッタにしてくれるということです。コミッタでなくても一般的にコードにコントリビュートする方法はSwiftホームページのContributingで確認することができます。 韓国からSwiftコミッタが出てくることを期待しています。

SwiftのSetについて

Swiftの重要なコレクション型はArray、DictionaryとSetです。そのなかでSetに対する詳細な解説がSwift Setsにて記事にされています。

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  • Setの定義
  • 空のSetあるいは初期値を渡してSetを生成
  • 要素の追加、削除、イテレーション
  • 集合と同値性
  • 集合演算

についての解説をわかりやすいサンプルコードとともにまとめてあります。

ArrayでQueueを作ってみよう

Erica Sadunのブログは本当に多くのSwift記事が掲載されています。 Swift Queue funでSwiftのArrayでQueueを実装しています。 掲載されているコードは、とてもシンプルで短いので読んでみてください。

Tupleで遊んでみよう

Objective-C開発者にはTupleは少し馴染みのない概念です。一応はとても簡単なStructと思っていいみたいです。 Tupleはだいたい下記のように生成できます。

let foo = (0, false, Hello)

さまざまな型を格納できます。String、Integer、Character、Boolだけでなく、他のTupleも格納することができます。引数の渡し方は参照渡しではなく、値渡しになります。 Swift: Tupleでは最も有用な使い方は、関数で複数の変数を戻り値として返したいときだとしています。

typealias Person = (age: Int, isTall: Bool, name: String)
func getMultipleValues() -> Person {
    let person: Person = (age: 28, isTall: false, name: "Andyy")
    return person
}

この記事の著者はTupleでできるたくさんのことを試せるPlaygroundファイルをGitHubで公開しています。ダウンロードして直接動かしてみてください。詳細な内容は原文Swift: Tupleを読んでみてください。

Swiftでのフレームワーク作成(動画+スライド)

この発表は今この記事を読んでいるサイトRealmのSwiftフレームワークを作りながら経験した話を発表した内容です。

Realmはモバイル開発者のための完全に新しいモバイルデータベースです。内部エンジンはC++で実装されており、Android、iOSに対するAPI(Objective-CとSwift)をオープンソースで提供しています。韓国ではヨギヨ、ネイバー、カカオ、LINE、CJmallなどが既に使用しています。

ビデオは英語ですが、字幕が良くできていてスライドだけ見てもだいたいの内容���把握することが出来ます。発表はRealmのiOS開発者でドイツ人のMarius Rackwitzがしています。彼も英語が母国語ではないので難しくない簡単な英語の発表になっています。Realmに対してもっと知りたい方はドキュメントを参考にして下さい。

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