週刊Swift #3:WWDC 2016、Extension、Logging、自動化

週刊Swiftは毎週さまざまな国内/海外のSwiftニュースを集めて共有するニュースレターです。急速に成長しつつ、成熟に向かっているSwiftについてまとめていきます。


WWDC 2016 6月13日〜17日開催

WWDCが6月後半に開催されるという噂は以前からありましたが、今回はSiriを通じて(?)知らされたことで話題になりました。現在は公式ウェブサイトが公開されていますが、9to5Macによると、公式サイトで発表される前にSiriに”When is WWDC?”と聞いてみたところ開催日を教えてくれたそうです。 今回もさまざまなiOS、OS X、watchOSそしてtvOS関連のアップデートが発表されるものと期待されています。去年のWWDC 2015のビデオは見ましたか?WWDC 2015 Videosで去年のビデオを見ることが出来ます。

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今回のWWDCホームページを見てもAppleがどれだけSwiftプロジェクトを重要に考えているのかわかります。

また、WWDCホームページのフッタに下記のように韓国語、中国語、日本語の翻訳に対するリンクがあるのですが、コメントアウトされているのが興味深いです。翻訳しようとしていたけれど、やめたのでしょうか?

新しく承認されたSwift Proposal

Erica Sadun氏のブログで新しくアップデートされたSwift Proposalをまとめた記事があります。GenericsやObjective-C関連の内容が多く、SwiftPM(パッケージマネージャ)関連のProposalもあります。全てAccepted for Swift 3です。

SwiftでExtensionを”間違った方法で”使用する

Swift Extension は既に存在するクラス、Struct、Snum、Protocolに新しい機能を追加できるようにしてくれています。この記事の著者であるNatasha氏は、Extensionをグルーピングなどあえて「間違った」使い方をしているといいます。元々Extensionが作られた意図とは異なるかもしれませんがExtensionをより良く理解することができます。

Fastlane + Crashlytics Beta + Slack連携

Fastlaneは様々なiOS開発作業を自動化してくれるツールです。Fastlane、Crashlytics、SlackをWebhookなどを利用して連携する方法です。

ユーティリティ

  • Logging、分析プラットフォーム ログをXcodeで確認したり収集するプラットフォームです。HelpScout社が運用するオープンソースプロジェクトです。OS X、iOS、watchOS、tvOSで使用することができます。開発者はXcodeやファイルでログを確認することができ、アプリをリリースした後にはクラウドを通じてログを暗号化して収集することができます。リリース後はSwiftyBeaver Crypto Cloudに保存することになっていますが、この部分は有料になるのではないかと考えています。

  • アニメーションGIFをUIKitで利用する Animated GIFは今でもいろいろな場面で有用ですが、iOSでは基本的に使用することができません。このプロジェクトはその問題を解決してくれます。

  • Text装飾を簡単に変更する Textのフォント、色、行間隔等をかんたんに変更することが出来ます。

let attrs = TextAttributes()
    .font(name: "HelveticaNeue", size: 16)
    .foregroundColor(white: 0.2, alpha: 1)
    .lineHeightMultiple(1.5)

NSAttributedString("The quick brown fox jumps over the lazy dog", attributes: attrs)

SwiftでAndroidにhello worldを表示する

最近の一番大きなニュースだったSwiftでAndroid開発ニュースをみて直接動かしてみたい人たちへのガイド。 SwiftでAndroidアプリを開発できるということではないです。”SwiftでAndroidにhello worldを表示することが出来るようにNDK(Native Development Kit)をビルドする方法”と思ってもらえればよいです。

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