■対象者
- Espressoに興味は有りつつも、取り組む時間がなくて実行に移せていない方
- 効率的に、メンテナンス性の高いEspressoテストコードを書きたい方
■概要
AndroidのUIテストツールであるEspressoは、Android Studio 2.2から導入されたEspresso Test Recorderによって、テストを書く敷居が大きく下がりました。
しかしながら、単純にEspresso Test Recorderに頼ってテストを量産すると、重複したコードが多数出現してしまい、画面仕様が変更された時に手が付けられなくなってしまいます。
このようなメンテナンス性の問題を解決するためには、量産したテストコードを適切に共通化する必要がありますが、量産してしまったコードを後から共通化するのも骨が折れる作業です。
このセッションでは、業務でテストの書き方を支援している自身の経験にもとづいて、効率的にテストコードを生成できるEspresso Test Recroderの利点を活かしつつも、メンテナンス性を損わないテストコードを書く方法について、ライブコーディングを交じえながら解説します。
主に、以下のような内容を考えています。
- Espressoテストコードの基本
- Espresso Test Recorderの限界を理解して、うまくテスト自動化対象を選定する方法
- Espresso Test Recorderで何を記録すべきか
- 記録したテストコードを元に、メンテナンス性を損なわずにテストを量産する方法(Android Studioのリファクタ機能を活用します)
個々の要素は基本的なことではありますが、「どのように組み合わせるとうまくいくのか」という知見を皆さんと共有することで「テストを書いてみよう」と思って下さる方が増えるような内容にしたいと考えています。
About the content
2017年3月のDroidKaigiの講演です。映像はRealmによって撮影・録音され、主催者の許可を得て公開しています。